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つい、ここが日本であることを忘れてしまうような、南欧風の明るく個性的な外観。新居を建てるにあたり、さまざまな検討を重ねた建主さんがたどり着いたのは、地中海にあるようなプロヴァンス風の住まいでした。こだわりは外観だけではありません。手づくりの塗り壁に施したオリジナルの装飾タイルや、温かい印象の天然木のフローリング。そして大人になってもワクワクしてしまう、広い屋根裏部屋。そこに住むだけで、暮らしのアイデアがたくさん沸いてくる、夢のような空間です。
内装の珪藻土の塗り壁はご希望により、建主さんご夫妻と二人のお子様、そして共に暮らすご両親全員で仕上げられました。塗り壁に施した色とりどりの装飾タイルは、お子様がノートに描いたイメージを、ご家族の手で再現したものです。アイデアを出し合い、それを形にすることで、個性ある素敵な住まいの空間が生まれました。
荷物を置くスペースのために設けられた屋根裏部屋でしたが、開放的で明るく、さらに結露を防ぐ効果もある、外張り断熱の高い断熱性から、アルバムなどを良い状態のまま保存しておけることに気付いた奥様。そこで、この屋根裏部屋の一角を、思い出の品に触れながら会話を楽しむ「思い出コーナー」にすることを思いついたそうです。こちらのお住まいは、次世代省エネルギー基準I地域に対応した、悠々家族α仕様を採用しています。長く快適に暮らせる構造にすることで、新しい暮らし方が見えてくるかもしれません。
施主様の方で、イメージやご希望がかなり具体的にお有りだったのですが、実際に設計に取りかかりました所、間取り・外観的には非常に難産であった印象です。プロヴァンス風の外観・敷地の制限と車の台数・二世帯同居の間取り・家相と風水・・・etc。 設計上相反する要素の一つ一つを、ギリギリのラインで実現していく部分でとっても苦労いたしましたが、その分、とても遣り甲斐がありました。 外観の色彩もとても個性的で、内装もお客様の想いや温かみが伝わってくるような出来栄えに、私のデザインした部分を遥かに超えて、施主様によるデザインと呼ぶのがふさわしいとさえ思います。そんな施主様のお人柄を映し出すような家。お手伝いさせて頂きまして嬉しく思います。(設計担当:大石)